天下一品 一宮店
TENKAIPPIN-ICHINOMIYA TEN
1杯のラーメンからいっぱいの笑顔をお届けします!
はじめまして!天下一品一宮店のオーナー 高田憲治です。
◼︎学生なのに店長??
私は1970年、愛知県江南市に生まれました。
高校時代、
友人の親がやっていたラーメン屋で
バイトをしていたことがあったのですが
大学2年の時に同じ系列の和食店がオープンした時に
引っ張られ、そこでバイトすることに…
翌年、会社の事務所が火事になったのをきっかけに
お金と人のトラブルが起き、
その和食店の店長を頼まれる羽目に…。
私はその日から「学生店長」になったのでした。
毎日大変だったけれど、
今思えば経営の楽しさを味わうことができた貴重な体験でしたね。
そして、普通できないと思うけれど
私は大学を卒業してすぐに
『ラーメン焼肉店』をスタートさせました。
学生時分、お世話になったバイト先の社長からの誘いで
私の父と社長の息子(友人)と私の3人、
共同経営でしたが、
ここから私のラーメン人生が始まったのです。
◼︎ラーメン店経営の厳しさ
当初は店を作れば儲かると思っていたが…考えが甘かった。
「2人で7桁収入を取ろうぜ!」と
友人と意気込んで始めたものの
経営が立ちいかず、
「店を閉めようか」と話をしていた時…
京都の大学に行っていた高校の同級生が来て
天下一品の話を聞き、
近くの店舗で食べた感動は今も覚えています。
「なんじゃこのラーメンは!?」
居てもたってもいられなくなった私は
親を説得して天下一品のお店を始めることになったんです!
開店当初は毎日朝から晩まで行列でヘトヘトでしたが
仲間がたくさんいたし、自分も若かったので何とか頑張れたんだと思います。
そして、いつの間にか3店舗にまで増やすこともできました。
でも物事そう上手くはいかないもので…
その後、金銭トラブルに遭い、一宮店も売上低迷で閉店。
そして出店、閉店の繰り返し…。
今思えば、この時が一番キツかった。
赤字続きの中、
金銭的にも精神的にも助けてくれた親の事を思うと…。
何度もスタッフの入れ替わりもあった中、
最後に残ってくれたのが今の店長。
課題を乗り越えながら、ずっと一緒に頑張ってくれています。
◼︎お客さんにも仲間にも感謝
お店を閉めると常連さんと顔を合わせることがありました。
「いつ開くの?」
「待ってるからね!」
という温かい応援の言葉を聞くと
自分が生きてきた道のり
親に対する申し訳なさ
人とお金に関わるトラブル
気持ちが続かず何度もやめようかと思ったこと
今まであったことを考えている自分に気づく…
こんなことが何度かありました。
いつも気がつくと自然に涙があふれてくる。
物事は自分に何かを気づかせてくれるものだと。
起こった原因を恨んだり、引きずったりするのではなく
自分にとって「起こった意味」は何だろう?
崖っぷちになっても
真面目にコツコツ頑張れる理由がハッキリわかりました。
お店が好きだ!
一緒に頑張ってくれる社員やパートアルバイトさんのことが好きだ!
そして何よりお店に来てくれるお客さんに感謝したい!
一杯のラーメンでお客さんを笑顔に、幸せにするためには
社員やパートアルバイトさんが笑顔で幸せになっていないといけない。
だから私はそのサポートを何が何でもやっていく!
そう思えた時から
少しずつ私は変わっていきました。
◼︎前進あるのみ!
こんな偉そうなことを言っていても
正直、人の育成は難しいし
体力的にも精神的にも苦しい時があります…
けれど、しっかり仲間と話をして
「自分の思い」
「スタッフの幸せ」
「お客さんの満足」を伝えていこうと思います。
協力してくれる友人もいるので
今は少しずつ前進しています。
「今までしてきた経験、
出会った人たち皆んなのおかげで今がある」
そう言えるように
お客さん一人一人に毎日、
『格別の満足と感謝の気持ち』を届けていきます。
高田 憲治